月曜ラン

新しい週のはじまり。
仕事が終わるやいなや、アディダス・ランベースへ直行。



ランベースのカウンターでは、
メンバーズカードを出すと、毎回スタンプを押してくれる。
なんだか、夏休みのラジオ体操みたいだ。
スタンプが増えていく喜びが、ランニングが継続している要因の
5%くらいは占めているような気がする。



しかも、月曜日には、一度に3つももらえる。
(10コ集まると、1回無料で利用できる。)
週の中で、もっとも利用者が少ないのだろう。
確かに、コースも空いていた。



基本的にウィークデーを勤務日とする
大多数のワーカーの一人として、それは同感できる。
いつもより少し、準備が要るし、勇気が要る。
もし今週の木曜日が祝日でなかったら、
走ろうとは思わなかったかもしれない。
でもとにかく、思い切ってそのリズムを破ってみると、
ちょっとした優越感が味わえたような気がした。
まあ、ほとんど勘違いかもしれないけど。




ランニングの後は、表参道の「フーミン」へ。
ちょっとお洒落な食堂のような感じで、
中華料理屋さん特有の、わいわいとした賑わいがある。



前菜は、店員さんのお薦め「海老ワンタン」。
ツルツルとしてとても美味しい。
続けて「ひき肉と納豆の炒め」「茄子とニンニクの炒め」「鶏レバーとニラの炒め」。
遠慮なく濃く味付けられた思い切りのいい料理で、
どれも、本当に美味しかった。
めずらしく「白いご飯がほしい」と思った、家庭的な味。



・・・納豆、ニンニク、ニラ??
このトリオの、甚だ厄介な共通点に気付いた頃には、
すでに、すべてはお腹の中に納まっていた。
それぞれの個性は、もちろんお互いに打ち消しあうことはなく、
むしろ思う存分、主張し合ったままに。




でも、その強烈な匂いは、それと引き換えに、
一週間を乗り切るに必要なパワーを与えてくれたはず。
それはちょうど、月曜日のランニングが、少しの勇気と引き換えに、
ちょっとした優越感を与えてくれたのと、同じように。