ハワイの光

まだ街が闇に眠る、4:30起床。



5:10、迎えのマイクロバスに乗り、
ダイヤモンド・ヘッドへ向かう。
この旅、最大のクライマックス。たぶん。



頂上でご来光を拝む、というのが理想ではあったけど
ほぼ夏至に近いこの日の日の出は、5:58。
ゲートの開門時刻は、6:00。


こればかりは、仕方がない。
ゲート前で車を降り、雲をかき分けて太陽が昇り始め
やがて街を明るく照らし出していく景色を
しばらく眺める。



そして、開門したばかりのにゲートをくぐり、登頂スタート。



溶岩の影響からか、妙に灰色がかった平坦な景色を抜けると、
次第にくねくねと、急勾配な斜面に変わる。
想像していたよりハードなトレイルで、
いつの間にか、前へ上へ進むことだけに、集中している。
澄みきった空気を抜けて、白く強い光が届く。



最後の急な階段を登りきり、頂上に立つ。
朝の太陽に向かって目を閉じ、その光と向き合い、
そこに宿る力に、しばらく包まれていた。
夜の余韻が残る、わずかにひんやりとした風が、
汗ばんだ肌をなでていた。



トレッキング終了。まだ、7:10。



やっぱり、早起きするといいことがありますな。