ソウル・フルな旅
正直これといった目的も期待もない旅だったが、
寒いソウルで汗蒸幕の温かさに知った。
正確にはそこで会ったおカアさんに・・
汗蒸幕の流れ
1、ガウン1枚に着替えた後、汗蒸幕へ。
全身が赤外線のような温かさと香ばしい麻の香りに包まれる。
入り口の外では、おカアさんが見守っていてくれる。
2、途中何度か休憩。
最初の休憩中におカアさんが、頭に何やらクリーム状のものをペタペタとつけて
髪を丸め、ゴムで結わいてくれ「タマネギ、タマネギ」と喜んでいた。
仰向けになって休憩していると、すかさずおカアさんが頭に巻いてくれる冷えたタオルが
気持ちいい。
3、アカすり準備
地下の大浴場のような場所に手を引かれて降りていく。
入り口でおカアさんにガウンを脱がされる。
(気付けばおカアさんも、上下黒下着のせくしーな姿に・・)
4、入浴
ミントの香りのする温めのお湯に数分入った後、
高麗人参 の42℃以上はあると思われるお湯に入る。
こちらは、高さ30cm程のしっかりとした泡が立っている。
入浴中、おカアさんがニコニコとベビーカステラのようなものを口に運んでくる。
5、いよいよアカすり
大浴場の洗い場にあたるところに、簡易ベッドのようなものが4つ並んでいる。
左から2番目のベッドに寝かされ、両手にアカスリタオルをはめたおカアさんが、
リズミカルに体を擦っていく。しきりに「すごーい、すごーい」とはしゃいでいる。
まるで焼物にヤスリをかけるがごとく、それはそれは丹念に体の隅々まで磨き上げる。
6、オイルマッサージ
なぜかピッチが早い。韓国人は基本的にせっかちなのか?
7、フェイスパック
8、シャンプー
「痛いですかぁ?大丈夫ですかぁ?」と聞かれ、「気持ちいいです」と答えると
満面の笑顔で「ありがとうございましたぁ」と返してくる。
9、シャワーで流して終わり。
おカアさんが、タオルで全身を拭いてワンピースを着せてくれる。
「足マッサージ、サービス」と言ってふくらはぎをマッサージしてくれる。
気分はすでに幼い子供になったよう。
ここまでで、所要時間は約2時間。たったこれだけの時間で、交わした言葉も数えるほどなのに
おカアさんと別れるのがちょっぴり辛くなったウルルン汗蒸幕滞在記。
ちなみに料金は入場料と合わせてW70,000。
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旅に持っていった本
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- 作者: 柴崎友香
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