トレイルラン

zen9112011-10-27

都会の喧騒を抜け、大磯に着くと
まばゆい日差しに迎えられる。



平坦な道を3キロほど走り、その麓に立つ。
あっという間に息が切れるほどの
急な斜面をくねくねと登り続けると
いつの間にか、濃い自然の中にいた。



湘南平で、初めてのトレイル・ラン。
走ることは、なんの道具も必要なく
特別な技術も要求されない。
それなのに、こんなにも奥深い。



We are designed to run.



夜は、ようやく予約がとれたビストロ
「ガール・ド・リヨン」へ。



“とりあえずビール”の代わりに
何気なく頼んだサングリアが
とても味わい深いことに驚かされる。
サングリアにも手を抜かない
お店への期待は自然と高まる。




くったりと味が馴染んだラタトウイユ、
ビーフシチューのように濃厚なモツ煮込み、
鴨とソーセージがペースト状になった豆のソースをまとったカスレ、
煮込み料理のオンパレードで、南仏の田舎にでも行ったような
気分になる。



その気分を助長するのは、“なみなみ”を超えて
グラス100%まで注がれるワイン。
本当に、南仏の田舎に行きたくなる。



走ることと、食べること。
そんな人間の基本動作に、あえて丸一日かけてみる。



We are designed to eat too?