ロードライフ

夏らしい強い日差しに熱された一日に
一枚一枚ブルーグレーのフィルターがかかっていく。
ポケットに家の鍵と、ipodを入れて
まっすぐ伸びる道を西に走る。


昨日までの淀みが汗に変わり始める頃、
これほどの幸せがあるだろうかと思ってしまう程の
恍惚の瞬間が訪れる。


こんな現実的過ぎるほどの日常の片隅にも。